精神の未熟さ

新型うつの特徴と傾向

真面目で几帳面な人がかかりやすいと言われるうつ病ですが、全く違うタイプとして最近話題に上がっているのが新型うつです。 従来のうつ病患者は自分がうつ病であることを認めたがらず、病気の原因を自分の精神的弱さだと感じ、ますます深く落ち込んでしまいます。 これに対して新型うつの患者は自分がうつ病であると周囲に公言したがります。 そしてうつ病の原因を会社や学校、親兄弟など自分以外の周囲にあると感じます。病気であることを逃げ場として、病気だから仕方がない、病気だからできないと、ある意味病気に対する依存が見られます。 新型うつになりやすいのは精神的に未熟で、自立できておらず、依存性の高い比較的若い世代に多いと言われています。

甘やかさず自立心を養う

新型うつの患者さんは最近増えたと思われがちですが、実は昔から子供によく見られる症状に似ています。 運動が苦手な子供が運動会の日に、朝頭が痛い、お腹が痛いと訴えると、親は仮病だと思いますが、実は体にはなんの異常もないのに、実際に本当に頭痛や腹痛を感じていることがあります。 そして実際休んでみると精神的ストレスから解放され、嘘のように頭痛や腹痛が治まります。 これは精神的に未熟な子供に起こるケースですが、新型うつの症状ととてもよく似ています。 大切なのは病気を認めることでなく、病気を克服することです。 新型うつの患者さんの場合、うつの症状を容認してしまうケースが多く、本人に治療の意志がないため、完治しにくいと言われています。 一つ一つ出来ることから始め、大人としての自立と自尊心を養うことが治療の第一歩となります。

日本人の10人の一人はうつ病かうつ状態にあるといわれています。

うつ病は精神疾患のひとつで、抑うつ状態、食欲低下、気力減退、睡眠障害、集中力の低下などの症状を伴うものです。 統計学上では、日本人の10人の一人はうつ病かうつ状態にあるといわれています。 国内のうつ病の発症数は、年度ごとに増加しています。 うつ病患者の増加により、企業の労働生産性は低下し、またその対策に費用や労力を費やすことになり、企業の負担は年々増加しています。 うつ病は強いストレスによって、脳の中の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどの分泌量が減少することで発症するといわれています。 ストレスについては、職場の人間関係のみならず、家庭内の問題やプライベート的な問題においても発生します。 うつ病の症状が悪化した場合には、強い罪悪感や絶望感などにさいなまれ、希死念慮、自殺念慮などを訴え、自殺未遂や自ら命を絶つ場合もあります。

新型うつ病が注目を集めています。

うつ病は治療可能な病気といわれており、その治療法にはカウンセリング、薬物治療などがあります。 現在、うつ病の症状を発症する若い社員の中で、「新型うつ病」なるものが注目されています。 うつ病の治療法では、一定期間の休養を行いながら薬物療法やカウンセリングを行う場合があります。 この新型うつ病では、うつ状態で会社を休養しているのに、職場外で旅行に行くなど楽しく趣味などの時間を過ごすため、「仮病ではないか」と疑いを持たれる場合があります。 「新型うつ病」は、自分の都合の悪いものにはうつ状態を発症するもので、逆に自分の好きなものについては何らの症状を発症しないものです。 そのため、周囲の皆さんの理解を得ることは難しい状態になっています。 「新型うつ病」については、患者さんにとって都合の悪いことを取り除き、カウンセリング等の治療が有効であるといわれています。